鯖の旅 〜前篇〜

18日(土)京都駅八条口観光バス駐車場13:50集合。
かわいい添乗員さんのアナウンスの後、14:00しゅぱ〜つ!楽しいバス旅行〜車窓の旅〜♪
道の駅 藤樹の里でトイレ休憩〜♪
16:30小浜とうちゃ〜く!
かわいい添乗員さん「短い時間でしたが当バスをご利用頂きありがとうございました。またのご利用お待ちしております。」
・・・・・・
いつも日本海ライドで来るフィッシャーマンズワーフから海を眺め。
さて、、明日は自走で帰るのね。

大広間で豪華な夕食!これでもかってくらいに「おかわり!!」の声が飛びかう。
ごはん山盛りてんこ盛りのお茶碗のったお盆を持つ仲居さんの列!
あんまり面白いんで隣の女の子と笑いながら、自分もしっかり完食v

お風呂では都道府県マラソン全制覇するのってドイツ人の女の子v
鯖は初めてvとか2回目よvとかベテランさんからのアドバイスやおしゃべりv

部屋は3名相部屋。
「土曜ワイド劇場はくさなぎくんでてるわ」ってTVに見入る方。
「明日のウェアはピンクと白とどっちにしようかな〜」って衣装に思案する方。
さてと・・ゼッケンもつけたし。布団に着けば、わたしゃウトウト・・
22:30就寝。楽しいバスの旅でした。

19日(日)
4:00起床。よー寝た。けど、昨晩食べ過ぎたかな。。
朝からお米の食べられないわたくしは、部屋で持ってきたパンなんかを食べる。
いつもはどんなに早朝の起きぬけでも食べられるのに、今朝はどーも胸につかえる。そこをなんとか詰め込む。
5:20フィッシャーマンズワーフ近くの公園に京都送りの荷物を預けに行けて、スタート地点の商店街へ移動。

6:00スタート。
ゆっくりと動き出し、商店街のおじさんやおばさんに手を振りながら・・
さーて。京都に帰りますか!

集団は朝のゆっくりジョギングペース。寒くもなく気持ちのいい朝。

まだ胸がつかえるな・・
しばらく走って温まってくると、どーも息苦しい。シェルを着たまま自転車で峠を登るような息苦しさ。。
ふと気付く。ゼッケンを胸に付けてるからだ。走りながらランパンの前につけ直す。
あー!すっとした!

急を要したわけではないけれどトレイルに入る前にトイレ。チェックしてた地点で見まわす。
列もできてないんで、さっと済まして集団に復帰。
暫くすると道路壁面に鯖街道ロゴマークが見える。①下根来AD(9.4km)
ADってこんな感じなんだ〜って眺めながら走る。少し登りの舗装路がつづく。

②上根来AD(15km)そのまま進み、16km地点から登山林道に入る。

なんとも気持ちのイイ木立の中、ふかふか落ち葉の九十九折れ。少し急な斜面はロードシューズでは結構すべる。
舗装路でのマメ予防に足の指にワセリンを軽く塗っているものだから、靴の中でも少し滑る。
走れる斜度でないトコもあるけれど、緩いところは走りやすい。だけど少し渋滞ぎみ。
広くなったら少しづつ前に進んでいく。

息ぐるしさは最初ほどではないけれど、胃のつかえはまだ続いている。登りになるとよくわかる。
やれやれ、、イマイチの調子か。と思いながら、ようやく下りに入いると・・

下りは苦手だったハズなのに、なぜかめちゃくちゃ面白い!シューズなのか?道なのか?

気持ちよく前について下ってると、前のふたりほどがペースを落として・・止まろうとする?
追い越しそうになって・・前をみると倒木?
乗り越えてみる・・道・・ないけど? 後続も一様に??? ミスコースだ!!戻ろう!

後向け〜後!って感じで、ぞろぞろと一列になってもどる。
頑張って登りで時間を稼いだんだけど、そんなこんなもトレランなのね(笑)
さっき曲がったトコにそれらしき足痕が。こっちやね!

根来坂峠(20km標高875m)北山の山並みが見渡せる。風が吹き抜ける!気持ちイイ。あー!楽しもう!

時計はせずにポッケに自転車ガーミンさんを携えている。取り出して見てみると、通過予定時刻通り。8:35
林道を下り22km地点から先は、延々と20km舗装路が続くことになる。

田舎道を進む。たんぼに水が張られてる。
百里小屋AD(27km標高450m)ここでバナナを少し頂いて、また走りだす。

えーっとこの先はもう第一関門の川合まで舗装路平坦のハズ。と略地図をとりだして見ていると
「予定通りですか?」と並走してお声をかけてくださるので、「今のは何てADですか?」ときいてみる。
「ひゃくりこや?何て読むんでしょうね(笑)」なんて会話を少し交わして、また進んでいく。

30km地点。脚の痛みなどはない。胃のつかえは相変わらずだけれど、少しはマシになってきたから食べなきゃな。
と思っていると、私設AD発見。毎年かわいい姉妹がテーブルでジュースなんかを差し出してくれるらしい。
しっかりしたお姉ちゃんがジュースを紙コップに入れてくれた。妹は使用済みコップの回収係。
カステラを一切れ頂いて、ありがとうを言って、また走りだす。

登りがきつく感じ始める。ロードミラーが見える。
HCでもそうだ。峠のてっぺんはロードミラー。あそこまでって。何回もTTやったよな。

越えるとその先にまだつづく舗装路。ふと、気付く。
なぜか、どんどん抜かされていく。とてもフレッシュな人たち。女性も何人もいる
一様に、頑張ってと声をかけてくれる。

並走した方が、「ADが近いんですね」と言う。それにしても・・
また、並走してきた別の方が「わかりましたよ!あの人たちは半鯖の人たちだ。ゼッケンの色がピンクだ。」
そういえば、私たちは黄色ゼッケン。そうか、Bコース42kmの半鯖が合流するって言ってたな。
「ところで、お二人はご夫婦?」「違いますよ(笑)」「じゃー赤の他人3人か(笑)」
少し賑やかになって、前に元気に走ってる姿をみると 私もまた元気になって走り続ける。

そう次のADまで。次のADに着いたら・・着いても、そう・・また更に過酷な登りの道が続くだけとわかってる。
だけど・・今は走り続ける。

川合(38km標高350m)第一関門を過ぎて、
10:30頃 予定より30分早く、⑤久多AD(41km標高385m)12:00閉鎖第二関門 到着。

ひとまず、ホッとする。

(つづく)